参拝の作法L12026-07-29
手水の作法 ── 清め方の手順と現在の変化
手水舎での身の清め方を手順に沿って説明します。柄杓を置かない神社が増えた近年の変化にも触れます。
手水の手順
手水舎(てみずや・ちょうずや)では、次の手順が一般的に案内されています。①右手で柄杓を取り、水を汲んで左手を洗う、②柄杓を左手に持ち替えて右手を洗う、③再び右手に持ち、左の手のひらに水を受けて口をすすぐ(柄杓に直接口をつけない)、④左手をもう一度洗う、⑤柄杓を立てて残った水で柄を流し、元に戻す。この一連を最初に汲んだ一杯の水で行うのが丁寧とされます。
手水の意味
手水は、川や海で全身を清めた禊(みそぎ)を簡略化したものと説明されます。神前に進む前に心身を清めるという意味があり、単なる手洗いではなく参拝の一部です。
柄杓のない手水舎
感染症対策を機に、柄杓を撤去して流水式にしたり、水を止めたりした神社が各地で見られるようになりました。柄杓がない場合は流水で両手を清めれば十分です。水が出ていない場合は、省略して差し支えないとされています。形式よりも「清めてから神前に進む」という心持ちが本質です。
磐田市内の神社では
無住の神社では手水舎に水が張られていない社も少なくありません。その場合は無理に使わず、一礼して先に進みましょう。手水鉢そのものは寄進者や年紀が刻まれた歴史資料でもあります。
出典・参考
- 神社本庁「参拝方法」ほか公開資料
- 現地確認(磐田市内神社・2026年)